月刊コミックジヘン 新人大賞2018 受賞者発表

新人大賞 霊能探偵事件簿 菊地大吾

審査員コメント
伊藤正己先生 (マグネット島通信)

まんまと吹き出しました。

編集部総評

審査に携わった編集部、担当の先生方を笑わせてくれた本作。止まらないボケとツッコミの応酬に、ギャグ漫画の才能を感じることができました。

何気ないギャグではありますが、”笑いの力”は読者を元気にさせる、そんな魅力を見せてくれた作品です。

ただし、いくら面白いギャグでも、詰め込みすぎると、読者も読み疲れてしまい、台無しになってしまいます。どこを一番見せたいのかを考えて、
今後の作品作りに励んでいただきたいです。

作家コメント

自分でも予想外の受賞でとてもうれしいです。この結果で満足せず、次に繋げられるよう頑張ります。

また皆さんに読んでもらえるような漫画を作りますので、よろしくお願い致します。

ジヘン期待賞 ビックリビッグ こおにたびらこ

審査員コメント
須本壮一先生 (GATO -ゼロイチの戦場-)

チカラのある人だと思う。

編集部総評

可愛らしいキャラクター、よく描きこまれた背景など、クオリティ高い画力が注目された本作。絵から読者をワクワクとさせる魅力を持っている作品です。

今後の課題は、いかにこの生み出されたキャラクターを、読者が感情移入できるように描けるか、という点につきます。

そのためのドラマをどう入れ込むかを考え、今後の作品に期待したいと思います。

作家コメント

嬉しく思っております。丁寧に書かれた講評もいただき大変勉強になりました。

ありがとうございました。

奨励賞 水槽のうしろがわ 箕田

審査員コメント
新人賞事務局長

"何かありそう"と思わせる作品

編集部総評

絵柄、雰囲気、テンポ、全てが独特な魅力を持つ作品でした。日常の一部を切り抜いたような8Pですが、そこには何かあると思わせる力があります。

ただし、舞台や登場人物の心情、背景に関する説明が不十分なため、はっきりとしたテーマが見えにくいのが残念です。

本作のうしろがわにあるメッセージを物語に乗せ、 読者に伝わりやすく表現してほしいです。 次回作を期待しています。

作家コメント

形にしたい、のめり込むように描きたい衝動で生まれた、たった8pの漫画ですが私にとっては大きな一歩のようでした。

賞を頂きより一層共感のできる作品、感情が揺さぶられる濃い作品を作りたいと思いました。

審査員特別賞 トイト 若林えみ花

審査員コメント
野村宗弘先生 (のんびりヌルントゥルン)

気持ちよく読ませるのがうまい。

編集部総評

人間の「欲」とは何か?について掘り下げた哲学的な展開は興味深く、また『蜘蛛の糸』をモチーフに糸の種類で「欲」の情報を取り出すという
アイデアは秀逸でした。相方・飯田に欲がないという落ちは、冒頭で糸から故意に手を離したカンダタだったのでは?と仄めかしてはいるものの、
何者だか最後までわからず、もしカンダタだったならば、なぜ天界に手が届きそうな段階で離してしまたのか?その答えを提示してほしかったです。

作家コメント

今回の賞で自分に何が足りないのかという発見と、まだ成長出来る部分があるという自信がつきました。

次回作はこの漫画よりも素晴らしいと思ってもらえる漫画を作ります!ありがとうございました!

編集長の総評

新人作家の方々に、多くのデビューへの切っ掛けを作りたいという思いから『ジヘン』編集部立ち上げ、創刊1年目にして、数多くの作品に出会うことができました。

投稿作はどれも個性的で、審査員の先生方の熱のこもったコメントは、受賞者の今後の作家活動に必ずプラスになると思います。

『ジヘン』は次年度(2018年度)より、新たな新人賞を計画しております。また、素敵な新人作家に多く出会える事を楽しみにしております。